各種マニュアル
資源
産業(さんぎょう、industry)とは、人々が生活するうえで必要とされるものを生み出したり、提供したりする経済活動のこと。また、経済活動の分類の単位という意味でも使われる。
箱庭諸島S.E.A.においては、特に鉱業?、工業?、商業?の3つの総称として使われ、産業は、収入を得る最も基本的な要素である。
産業からの収入について †
産業からの収入は、工業及び商業における生産活動から発生する。
工業の収入 †
箱庭諸島S.E.A.における工業施設は「工場(大工場・ハイテク工場)」であり、
工場では規模に応じた収益に加え、島が保有する資源を消費し、製品を生産することで
消費した資源量に応じた収益が得られる。
第5シーズンにおける工業からの収入は、以下の算出式より導かれる。
i | 資源・業種 | Ci(資源固有定数) |
---|
1 | P:原油・石油化学 | 100 |
2 | Fe:鉄鉱石・鉄鋼業 | 200 |
3 | Al:ボーキサイト・アルミ | 150 |
4 | Cu:銅 | 200 |
5 | Ag:銀 | 500 |
6 | RM:レアメタル・先端技術 | 400 |
F:工業生産実規模(単位:千人)
zバー:6業種別レベルの平均値
E:教育レベル
Pi:各資源の基準価格
Zi:各業種別レベル
商業の収入 †
第5シーズンにおける商業からの収入は以下の式によって算出される。
C:商業生産実規模(単位:千人)
zバー:6業種別レベルの平均値
E:教育レベル
産業収入を拡大するヒント †
まずは5つの基本原則を述べる。
- 電力が十分に供給されていること。(供給率100%以上)
- 人口に対し十分な職場を確保する。(失業率0%)
- 必要以上に農場規模を大きくしない。
- 必要以上に工場規模を大きくしない。
- 資源はできるだけ全種類を確保する。
上2つについては説明不要だろう。
電気が供給されていない職場は当然機能しないので収入も発生しない。
また、労働者がいるのに職場がないのはその分の収入をロスしていることととなる。
問題は次の2つである。
各職場には労働力の配置に優先度が定められており、優先度は
農場>鉱山>工場>商業
となっている。
例えば、人口50万人の島において、農場規模が50万人だとすれば、あとの鉱山、工場、商業施設の規模がいくら大きくてもこれらで働く労働者はゼロとなるのである。
この場合、島民全員が農場で働き、産業からの収入は鉱山からの資源採掘も含めてゼロとなってしまう。ゆえに、農場は必要最低限の規模だけ整備することが効率的となる。
食料消費は人口×0.3トンであるため、人口の0.3倍の規模が必要最低限の規模となる。
一方で、工場規模も無闇に大きくしすぎてはいけない。
工場での生産活動は工場規模が影響するが、業種別レベルも大きく関わる。
いくら工場規模が大きくて、労働者・電力ともに十分供給されていても、業種別レベルが低い状態だと、それに見合う生産活動が行われないこととなるのである。
このバランスを欠いた状態は、各業種の成長や工業からの収益を阻害するものではないが、結果的に、工業より優先度の低い商業の収入を減らしてしまうこととなる。
そして、収入を増大させるには「業種別レベル」の成長が重要となる。
業種別レベルを成長させるヒント †
業種別レベルは、第2次産業における各業種に対する、
- 産業技術レベル
- 営業成績
- 国際競争力
- 国民満足度
- ブランド力
などを総合して表す値である。
業種別レベルを高い水準で維持するためには、
十分な資源の供給及び、生産量の拡大を継続的に行うことが必要となる。
優秀な労働者や工場設備が不足していたり、生産に必要な資源の保有量に不安があったりすると、業種別レベルは敏感に反応し低下してしまう。
まずは、業種別レベルを成長させる3つの要因を確認しよう。
この3つとなっている。
次に、レベル10までの条件を特別にここで開示しておく。
レベル | 規模(万人) | ストック(単位) | 教育 |
---|
2 | 1.2 | 51 | 28.0 |
3 | 2.7 | 54 | 31.0 |
4 | 4.8 | 59 | 40.0 |
5 | 7.5 | 66 | 49.0 |
6 | 10.8 | 75 | 58.0 |
7 | 14.7 | 86 | 67.0 |
8 | 19.2 | 99 | 76.0 |
9 | 24.3 | 114 | 85.0 |
10 | 30 | 131 | 94.0 |
この3つの条件が揃って、初めてレベルはアップするので、
例えば教育が低い状態で、いくら工場規模を大きくしてもレベルはアップしないし、
先程書いたとおり商業からの収入を減らすだけの結果となる。
また、工場規模ではなく、工業生産実規模であることにも注意。
電力が足りていない場合や、労働者が不足している(失業率がマイナス)状態で
工場規模を拡大してもその段階では意味はないのである。
そして、先程の収入を拡大させるヒントの5つ目にあったように、
資源はできるだけ全種類を確保することが大切である。
以下の目標を参考にすると良い。
目標レベル | 工場規模 | 教育 | P | Fe | Al | Cu | Ag | RM |
---|
5 | 11万人 | 49 | 3 | 2 | 3 | 2 | 1 | 1 |
10 | 30万人 | 94 | 12 | 7 | 8 | 7 | 3 | 4 |
12 | 44万人 | 112 | 20 | 10 | 14 | 10 | 5 | 6 |
15 | 68万人 | 139 | 36 | 19 | 25 | 19 | 8 | 10 |
上の表の工場規模とは最低限必要な工場規模である。
当然、要求される工業生産実規模であるが、工場規模を制限することで、効率的にレベル上昇させることができる。
表にある目標以上に工業生産実規模がある場合は、各資源の需要量もそれに比例して多くなる。もちろん多く資源が消費される分、収益もそれに比例して高くなるという仕組みだ。
収入は増大することになるが、その分資源の供給量を確保しなければならないので、生産規模で調整することで効率的にレベルを維持できる。