はじめに †
本項は、アークティック洋北部に存在する連邦制国家「ガーネット・スター連邦」について解説している。ガーネット・スター連邦の国土である柘榴諸島(スクリプト上ではガーネット・スター連邦島)の地勢などについては柘榴諸島(Pomegranate Islands)を参照のこと。
正式国名 | ガーネット・スター連邦 |
英名 | Garnet Star Federation(GSF)*1 |
国旗*2 |
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首都 | Pomegranate City |
臨時大統領 | ルナハ |
建国 | T9960*3 |
滅亡 | T13800〜T13900 |
所属同盟 | アークティック経済同盟(機能停止中) |
概要 †
発見されてからおおよそ3000ターンが経過しているかつての先進国。人口は一時768万6100人まで増加したが、開発放棄期間中に発生した食糧危機により、現在の人口は400万人をわずかに超える程度。
連邦の成立以後、とてつもない勢いで島の開発が進んだため、発見当時の面影はほとんど残っていない。ただ、T10032頃の島の衛星写真が残っており、連邦成立時の地形はこれを見ることで確認できる。
海域開発に参加しているが、現在の国際情勢に鑑み海域への進出は一切行っていない。
T13800台に発生した海域全体を巻き込む大災害により、全ての住民が死滅あるいは国外脱出を行い、連邦は消滅した。
一方、連邦政府は災害直前に住民の国外脱出計画である「カルセドニー計画」を実施、住民の7割以上が参加したこの計画によって連邦の住民は他惑星に移住、連邦を引き継ぐ国家を建国することとなった。ただ、目標の惑星に到達した住民はわずかで、大部分の住民はロケット打ち上げ時の事故などで死亡することになった。
連邦政府の閣僚のうち、リヨル工業資源相及びハギワ防衛相はカルセドニー計画に参加、移住に成功したことが確認されているが、他閣僚はほとんどが計画時の事故で亡くなった。連邦にとどまることを選択したルナハ大統領は災害時に亡くなったと考えられているが、死亡の確認はされていない。
地理 †
連邦はエラキス・アルデラミン・エライ・アルフィク・ケフェウスの5共和国及び連邦直轄地からなっていたが、T12600にすべての共和国を解体、旧共和国と同じ境界線を持つ州の制度が導入された。ただし、国名は連邦のままである。
※注:以下の記事は開発放棄宣言発表前のものであり、現状との整合性は非常に低い。連邦の往時の姿の記事として読んでいただきたい。
エラキス州 †
パームグラネット島(以下主島)南東部のエラキス州は工業が発展しており、80万人規模の集積ハイテク工場が立地している。次第に施設が西の旧アルフィク共和国地域に移設され、東部の都市化も進んでいる。しかし、同州の都市は現代都市とニュータウンがほとんどであり、アルデラミン・エライ両州よりも人口は少ない。地理的には、(3,7)、(4,7)のニュータウンを除く7段以下の全ての地域を含み、人口は100万人程度である。
アルデラミン州 †
主島北東部のアルデラミン州は大量の衛星都市を抱え、連邦最大の人口を有する。また、主島領海東部〜南部に散らばる11か所の人口島もアルデラミン共和国所属であり、同島の原子力発電所は島の電力のすべてを供給している。T10636、(13,4)のアルデラミン原発2号機がメルトダウンを起こし、巡視船「角鷹号」が死の灰を浴びたまま行方不明になったのはもはや昔の話である。領域は7列以東の地域であり、人口は300万人強である。
エライ州 †
主島北西部のエライ州は連邦政府がアンドラダイト森林を買い上げたことで面積が縮小し、ケフェウス共和国の次に狭い州となっている。領域のすべてがニュータウン・現代都市・衛星都市で構成されており、アルデラミン州とたいして変わらない。道州制導入以前にアルデラミン共和国への併合が検討されたが、共和国首相の猛反対で取りやめられた。領域は主島のうちアルデラミン・エライ両州を除いた地域で、人口はおよそ200万人である。
ケフェウス州 †
#ケフェウス島を参照のこと。
連邦直轄区 †
どの州にも属さない連邦直轄の地域は以下の通りである。
首都特別区 †
(7,6)の首都、(8,6)の統合軍司令部は首都特別区に分類され、連邦の直接統治下にある。同地の人口は20万人強である。
海底地区 †
アルデラミン・エラキス両州沖の海底都市群は連邦直轄区に分類されている。同地の人口は約100万人である。
アンドラダイト森林 †
アンドラダイト森林と呼ばれる北部のかつては旧エライ共和国領だった地域は連邦直轄である。同地には住民はおらず、森林の整備に当たる作業員が主にエライ州から通勤している。
歴史 †
本項では、ガーネット・スター連邦島発見以後の歴史を年表にして示す。
ターン | 出来事 |
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T9959 | パームグラネット島が発見される。 |
T9960 | 建国宣言。謎の人が第1回大統領選挙で勝利し、初代大統領となる。 |
T9975 | パイロープ山中腹に水力発電所が建設された。 |
T9980 | 建国20ターン記念祭 |
T10005 | 最初の駅が建設。環状鉄道完成への長い試みの始まり。 |
T10010 | 建国50ターン記念祭(一周年記念祭でもある) |
T10012 | 食糧不足。翌ターンカルカッソンヌ島の食料援助により回復。 |
T10014 | アルデラミン共和国沖で津波が発生。初の大規模な災害。 |
T10026 | 食糧危機打開のため、産児制限法案が可決。 |
T10038 | 食糧危機解決により、産児制限法案解除。 |
T10041 | カルカッソンヌ島が海底探索船の維持費を負担するため継続送金を実行。参加規約違反により無効となる(赤き輝き第9号(T10045)を参照のこと)。 |
T10052 | インテンス共和島に木材5万本を12兆円で売却。初の対外貿易。 |
T10056頃 | 第3回国会総選挙。与党「レッド・スター」が全議席の77%を獲得して圧勝。 |
T10056 | 繁栄賞を受賞。 |
T10075 | アルデラミン・エラキス両国間でビル・森林交換条約が締結される。 |
T10076 | カルカッソンヌ島との貿易契約、Trade93が成立する。 |
T10105頃 | 環状線が開通する。 |
T10129 | 超繁栄賞を受賞。 |
T10131 | 気象衛星の打ち上げに成功する。その後、「カーネリアン」と命名された。 |
T10134 | 総合大学が建設される。 |
T10137 | エーリック合衆国島が建国され、我が国から30000トンの食料を輸送する。 |
T10138 | Trade93が拡大される。 |
T10145 | 観測衛星「アルマンディン」の打ち上げに成功。 |
T10147頃 | 国民の不満が噴出、各地でデモが起きる。 |
T10186 | ペリリュー王国島との間で貿易契約、Trade95が締結される。 |
T10260 | 第2回大統領選挙が行われ、謎の人大統領が85%の得票率で再選。 |
T10275頃 | Trade96及びTrade97が締結される。 |
T10321 | アルデラミン共和国鉄道が廃線。環状線時代の終わり。 |
T10325 | 究極繁栄賞を受賞。 |
T10387頃 | エーリック合衆国島・モルデ島両島との首脳会談が開催される。 |
T10480頃 | Trade100が締結され、原油の供給が危機に陥る。 |
T10636 | アルデラミン沖電発2号機でメルトダウンが発生する。 |
T12771 | 島の開発を放棄する宣言を発表した。 |
T12800頃 | 大規模な食糧危機が発生、島の人口が400万人近くまで減少する。 |
T13047 | 開発再開宣言を発表、島の再建を開始する。 |
T13800 | 他の海域全島の政府が崩壊、ターン杯を獲得する。 |
T13800台 | 滅亡 |
政治 †
内政 †
#ガーネット・スター連邦政府?を参照のこと。
外交 †
現在、多数の島が次々に政府の崩壊を起こしており、まともな外交関係を有しているのははくれえ島との間のみである。同島との間には鉄鉱石の大口輸出契約を締結しており、木材などの貿易も活発に行われている。
かつてはアークティック洋上の発展途上国を糾合したアークティック経済同盟を結成し、同盟内での資源の自給を図ったこともあったが、同盟に所属する島の政府が崩壊していくにつれ存在意義を失って行った。
経済 †
島の主要な収入は商業・工業並びに資源(木材・鉄鉱石)の生産によって得られている。島南部のアルフィク海は原油が豊富に埋蔵されており採掘が行われているが、工業での消費量が非常に大きいため、需給のバランスはむしろマイナスであり、他島に輸出できるような状態ではない。鉄鉱山は2か所を保有しており、はくれえ島に年間1200単位を36兆円で輸出している。島北西部の大森林から産出する木材は島の収入の大部分を占めており、非常に重要な役割を果たしている。最近、エラキス州で噴火が発生、新山が生じたため鉱脈を調査したところ、良質の銀鉱脈が発見され、採掘がおこなわれている。ただし、これも輸出できるほどの産出はない。
かつては商工業収入のほとんどを教育予算、貿易費用に回していたため資金収入が少なく、長期間にわたって慢性的な赤字の状況が続いていたが、銀鉱脈の発見により工業収入が激増、収支が黒字に転じた。
T12771に開発放棄宣言を発表してからT13047に開発再開宣言を発表するまでの間に大規模な食糧危機が発生、人口がほぼ半減、財政が大幅な赤字に転じた。しかし、T13044にはくれえ島から資金援助を受け、その資金を利用して経済の再建に努める見通し。
文化 †
国技は将棋に定められている。それだけ。
リンク †
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赤き輝きの創刊号に「Garnet Star Federation of states」と書いてあるのはなかったこととなっている。
この国旗は連邦の4つの共和国と連邦政府を表している。共和国制が廃止された現在、国旗も変更を検討されている。
島の発見はT9959だが、内戦が終結して連邦の発足が宣言されたのはT9960のことである。