東ドルゴーニュ島侵攻

東ドルゴーニュ島侵攻とは、T.8027にゲルファント大公国諸島が東ドルゴーニュ島（旧名称？？？島）に侵攻し、？？？島政権を滅ぼした戦争。

開戦までの経緯 †

ミサイル戦略の時代において世界一の軍事規模を有していたゲルファント大公国諸島は、第8シーズンに入りミサイル時代が終焉となることに伴い、軍事的優位を失う危機に瀕することとなる。この事態に対してゲルファント政府はすぐさま新軍事システムに対応した国防戦略を立て、軍事的優位の喪失を防ぐ政策を実行していた。
一方そのころ、同国の産業界では鉄鉱石の枯渇が予測されており、産業の衰退を回避するためには一刻も早い鉄鉱石の大量確保が必要となっており、外務省は当時鉄鉱石の産出量世界1位であった？？？島に対して、T.7902より大口の貿易取引の要請を申し入れていた。
この要請に対し、？？？島政府から回答が得られなかったため、外務省はT.7916そしてT.7976に再要請を申し入れるも、？？？島政府による回答はなかった。

この事態にゲルファント大公国諸島国防省諜報部は、？？？島へのスパイ活動を行い、？？？島の元首の姿がT.7900頃から確認されていないことと、その一方で政府施設は稼動しており？？？島政府がゲルファント大公国諸島をはじめ外国からの外交文書を受理していながらも、意図的に黙殺していることが判明した。

この事実を受け、ゲルファント大公国諸島外務省は、T.8014に？？？島に対し外交に応じるよう最後通告を実施。この通告に対しても？？？島政府は無視したため、T.8027、ゲルファント政府は？？？島に対し正式に宣戦布告を実施した。

戦闘の経緯 †

ゲルファント大公国諸島政府は国防省諜報部によるスパイ活動、及び国防海軍の偵察活動により？？？島が正式な国軍を有していないことを事前に知っていたため、？？？島侵攻に関しては大規模な戦闘が起こることはないと判断し、侵攻は小規模なユニットによって行われることとなった。

T.8032よりコルベット10隻と揚陸艦2隻によってゲルファント大公国諸島国防海軍海兵隊4000人によって編成された攻勢第一陣が？？？島本土への上陸を開始し、その後攻勢第三陣まで合計12000人の海兵隊が？？？島に上陸した。

事前の情報通り？？？島には政府によって組織される防衛部隊が存在せず、大きな戦闘も損害もなくゲルファント海軍海兵隊による侵攻作戦が遂行されていった。第一陣が上陸した？？？島南東部で政府施設の破壊に成功し、周辺都市でも上陸兵、民間人ともに死傷者を出すことなく次々に無血開城していった。

T.8035に？？？島北部へ攻勢第二陣が上陸した際、(0,6)に位置する都市で武装ゲリラとの小規模な戦闘が発生。これが今戦役において最初の戦闘であったが、ゲルファント海軍海兵隊はこれをまもなく鎮圧。海兵隊への損害は無かった。

T.8035、ゲルファント海軍海兵隊は？？？島首都？？？へ到達。政府官邸へ強行突入した。しかし官邸は蛻の殻となっており、？？？島政府要人の姿は確認されなかった。
これを受け、ゲルファント大公国諸島政府は？？？島には主権を持つ政府が存在しないと断定し、無政府状態となっている？？？島に存在する島民の保護を目的として進駐軍による暫定統治機構を設置し、統治を行うことを決定した。
暫定統治機構の総司令官にはニコライ・ジュコーフスキー海軍大将が就いた。

その後も武装ゲリラとの小規模な戦闘はあったが、ゲルファント側に損害は無かった。T.8043、8つの都市を占領しゲルファント政府は「勝利宣言」を発表するが、T.8044に？？？島残党政府と思われる武装組織が島中の大都市で進駐軍の占領を拒み自爆テロ行為を実行し、282万6900人の自島民もろとも爆破するという暴挙に出た。ゲルファント政府は直ちに「残虐極まりない暴挙」と非難。また首都などの一部大都市において？？？島の残党政府要人と思われる数名の武装集団が市民を盾に篭城するなど強硬手段に出た。

これを受け、ゲルファント政府は直ちに無条件降伏を要求するとともに、戦勝権保障規定に従った殲滅通告をT.8044に発表、24時間以内に無条件降伏に応じなければ統治権の永久剥奪、すなわち滅亡に追い込むことを通告した。

T.8049、降伏勧告兼殲滅通告に対する？？？島残党政府による回答はなく、これによって？？？島が主権国家の要件を欠いており、世界に存在している証拠及び意義はないとし、？？？島の滅亡をゲルファント政府が正式に確認し、まもなく国際社会によって承認された。また、？？？島の滅亡によって今戦役の終結がゲルファント政府によって正式に宣言された。
ゲルファント政府は？？？島の滅亡について「我が国は、長い歴史を誇る？？？島に対し、引導を渡すこととなったことについて我が国の歴史的な勝利となる一方、非常に残念なことでもあった。」とコメントを発表した。

なお、公式記録では？？？島はT.8050に滅亡したとされている。（管理人による裁定）

戦後処理 †

T.8049の？？？島滅亡宣言の直後より、市街地で投降を拒み続けていた？？？島残党政府要人は、ゲルファント海軍海兵隊によって24人が射殺、8人が逮捕された。軍事法廷によって逮捕されたものの内5人は第一級戦争犯罪と人道に対する罪によって死刑が執行され、残りは終身刑が言い渡されゲルファント大公国諸島軍法収容所に収監された。
一方、消息不明となっている前？？？島元首に関しては依然行方が掴めないままで、現在も捜索を続けているが、生死の確認すらもできていない。その傍らで政府官邸には元首の執務室の位置に、破壊された巨大なコンピュータが設置されており高度な人工知能が開発されていた痕跡が確認されているが、関連は定かではない。

その後戦勝権保障規定の適用によって、？？？島が持つ全ての財産の接収が行われ、300ターンに渡る占領政策が行われることとなった。
ゲルファント政府は、？？？島の名称を東ドルゴーニュ島と改定し、首都名もユーガザーパトスクに改称した。