TRPG
TRPGで用いるコマンド解説と規則を紹介する。

コマンド入力規則

TRPGスレッドにて、規定に沿った文書を投稿することによってコマンド入力となる。
規定に沿っていないコマンドは無効となる。
名前(投稿者名)には島名を正式名称で入力、トリップを必ずつける。

一度入力したコマンドは取り消し・修正できない。
ただし、コマンド入力後10分以内であれば取り消し・修正可能。
(フェーズ更新時刻が来た場合は10分以内であっても取り消し不可)

コマンドは、自軍の各ユニットに対して命令するものと、
<ユニット開発><ユニット製造>のように保有ユニットに命令するものでないタイプの2種類ある。

コマンドは、
<コマンド名>命令を与えるユニットの識別コード(愛称可)、コマンド属性(指示内容)
の順で記述する。1つのコマンド内において改行してはならない。(特別にコマンド内で改行が認められているものを除く)
<コマンド名>は必ず行頭に置く。括弧(<)の前に文字が入っていると無効。
複数のコマンドを一緒に記述する際は、次のコマンドを記述するときに必ず改行する。

基本コマンド例

<移動>MLO-CV-A-01、右上

MLO-CV-A-01が「アストレイ」という愛称の場合、

<移動>アストレイ、右上

でも可能。
コマンドに誤字などがあった場合は一切無効。

<攻撃>MLO-CG-Y-01、XYZ-DD-A-02

または愛称を使って、

<攻撃>ヨーグモス、デコイ

とする。

その他のコマンド例については、コマンド一覧の項にて解説する。

コマンド一覧

コマンドは<>の括弧で囲んで記述する(半角括弧<>でも可)
このコマンドは行頭に置かなければ無効となる。

ユニットを指定して実行するコマンド

<移動>

指定したユニットを他の海域に移動させる
駆逐艦、空母の場合、移動力は1なので、隣接する海域のみ移動可能
巡洋艦の場合、移動力は2なので、隣接する海域か2Hex離れた海域に移動可能
戦闘機の場合、現在配備されている地点から4Hex以内の海域に、空母か本島がある場合、その場所に移動可能(配備地点変更)

移動海域の指定の仕方

idou.gif

海域マップの上下左右が繋がっていることに注意

移動力が1のユニットは、黄色で示した隣接する海域6箇所にのみ移動可能
空母を左隣の海域へ移動させる場合、

<移動>MLO-CV-A-01、左

とする。

移動力が2のユニットは、黄色で示した隣接海域6箇所に加え、水色で示した12箇所の海域に移動可能
巡洋艦を2つ左に移動させる場合は、

<移動>MLO-CG-Y-01、9時

とする。

一方、移動範囲が4の戦闘機に関しては、移動地点のユニット名を入力する。

戦闘機MLO-F-A-01を4Hex以内にある友軍空母MLO-CV-A-01に移動させる(配備地点変更)場合、

<移動>MLO-F-A-01、MLO-CV-A-01

本島航空基地に戻す場合は、

<移動>MLO-F-A-01、MLO本島

自島の空母・本島でなくとも許可の得られた友軍空母・本島であれば移動可能。

<攻撃>

指定したユニットを同海域にいるユニットに対し攻撃させる
戦闘機の場合、配備地点より4Hex以内の海域に存在するユニットに対し攻撃可能。
攻撃を行った戦闘機が勝利した場合は、元の配備場所に戻る。

<インターセプト>

戦闘機のみが使用できる特殊攻撃コマンド
先に入力されたコマンド<移動><攻撃>によって、敵性戦闘機が通過する海域が、自軍の戦闘機交戦圏内にある場合(※)、その<移動><攻撃>コマンドを無効とし、迎撃戦闘を行うことができる。

※「敵性航空機が通過する海域が、自軍の戦闘機交戦圏内にある場合」とは、
敵性航空機の移動(攻撃)先または移動元(配備地点)のいずれか一方が、自軍の戦闘機交戦圏内に存在していることを意味する。
下の図で言うと、敵性航空機XYZ-F-B-01の攻撃先UVW-CG-A-03が、
自軍戦闘機MLO-F-A-01の交戦圏内(色で示した範囲)に存在している。

intercept.gif

自軍:MLO

上図において、敵性戦闘機XYZ-F-B-01が巡洋艦UVW-CG-A-03に対して攻撃コマンドを行ったとき、

XYZ国のコマンド入力

<攻撃>XYZ-F-B-01、UVW-CG-A-03

このあとに、自軍戦闘機MLO-F-A-01を使って、敵性戦闘機XYZ-F-B-01の攻撃コマンドを無効にし、敵性戦闘機XYZ-F-B-01に戦闘を仕掛けることができる。

<インターセプト>MLO-F-A-01, XYZ-F-B-01

このコマンドはXYZ国プレイヤーによるコマンドが先に入力されていなければ使えないことに注意。
XYZ国プレイヤーが攻撃対象にしたUVW-CG-A-03は、自軍ユニットであるなしに関わらない。
インターセプトの戦闘によって勝利したユニットは、元の配備地点に戻る

インターセプトが有効なのは、先に<移動><攻撃>を行ったユニットに対してのみであり、<インターセプト>を実行したユニットに対して、さらに<インターセプト>を実行することはできない。(二重インターセプト)

上記の例で言うならば、
XYZ国のコマンド入力

<攻撃>XYZ-F-B-01、UVW-CG-A-03

が、Prd.10、TRPGスレッド投稿時刻23時30分であり、加えてそれがフェーズ更新処理が実施される30分前であった場合、
普通は同日24時00分を以ってPrd.10のコマンド受け付けが終了するが、

<インターセプト>MLO-F-A-01, XYZ-F-B-01

このコマンドに関しては、XYZ国の<攻撃>コマンドが入力された12時間後、すなわち翌日11時30分までに入力されれば、Prd.10に入力されたものとして処理される。

なおこの場合、24時に実施されるPrd.10のフェーズ処理においては
23時30分に入力されたXYZ国のコマンド入力

<攻撃>XYZ-F-B-01、UVW-CG-A-03

に対する戦闘結果は「保留」と出力され、同様に当該戦闘の影響を受ける全てのコマンド・XYZ-F-B-01、UVW-CD-A-03を始めとするユニットの状態も「保留」となる。
そして翌日11時30分までに<インターセプト>コマンドが入力されれば、XYZ国の<攻撃>コマンドは無効となり、また<インターセプト>コマンドが入力されなければXYZ国の<攻撃>コマンドは有効として処理される。
この場合、前者の<インターセプト>コマンド、後者の<攻撃>コマンドはともにPrd.10のコマンドとして処理されるが、判定に使用される変数は新たに出力されるものとなる。
詳細はフェーズ処理の項へ

<廃棄>

指定したユニットを廃棄する。
どの場所であっても廃棄可能。
廃棄を行ったピリオドは維持コストが発生する。

<廃棄>MLO-CV-A-02

<愛称命名>

愛称のついていないユニットに対し、愛称をつける。
愛称は公式であり、以後愛称はコマンドの属性で用いることが可能となる。
一度つけた愛称の変更、削除は不可。
1ピリオドに何度でも実行可能。

<愛称命名>MLO-CV-A-01、アストレイ

このコマンドの実行後は、ユニットMLO-CV-A-01に対して、
識別コードMLO-CV-A-01、愛称アストレイの両方を、自島他島ともに
コマンドにおいて使用することができる。

<ユニット譲渡>

自軍保有のユニットを他島所属にする。(=中古ユニット売却)
ユニットを受け取る島の本島海域に存在するユニットに対してのみ実行可能。

これコマンドは、受け取る側の承認があって成立する。

XYZプレイヤー:

<ユニット譲渡>XYZ-CV-B-03、MLOに譲渡

MLOプレイヤー:

<ユニット譲渡>XYZ-CV-B-03、譲渡承認、MLO-CV-B-01

「譲渡承認」の後ろには、譲渡によって新規に自軍に所属することとなったユニットに識別コードを付ける。この場合CV-B(空母B型)の部分は変更できない。

当該ユニットの維持コストは実行したピリオドからユニットを受け取った島に発生する。
1ピリオドに何度でも実行可能

<輸送内容指定>

輸送ユニットに対し輸送内容を指定する。
資源開発(TRPG)参照

<輸送開始>

輸送ユニットに対し、輸送任務を与える。
資源開発(TRPG)参照

<輸送停止>

輸送任務中の輸送ユニットに任務停止を通達する。
資源開発(TRPG)参照

ユニットを指定しないコマンド

<ユニット開発>

新ユニットの開発を行う。1ピリオド1回のみ実行可能。
このコマンドは、記述方法に細かい規定はなく、必要な情報を漏れなく簡潔に書くこと。
改行してもOK
以下の例をテンプレートにするとよい。

例:新型駆逐艦を開発する場合

<ユニット開発>駆逐艦
ラ・マジョルカ島、石化 13, 鉄鋼 12, アルミ 13, 銅 13, 銀 11, 先端 10,
対艦戦力20 対空戦力5
型番DD-A

※ユニット開発に関する規則はユニット開発のページを参照

必ず、現在の業種別レベル一覧を箱庭本体スクリプト画面からコピペして貼ること。

複数の島で共同開発する場合は、全ての開発参加島を上下に並べて貼り付ける。(島名も明記)
また共同開発の場合、全ての開発参加島によるコマンド入力が必要となる。
その際、開発参加島によるコマンドに戦力・型番などに差異がある場合、共同開発は失敗となり、共同開発に参加した全ての島の当該ユニットに対する<ユニット開発>コマンド自体が無効となる。

ユニットコード(駆逐艦:DD)と開発コード(任意のアルファベット1文字)をハイフンで繋ぎ、表示。
※開発コードは任意のアルファベット1文字だが、既に使われている文字であってはならない。例えば自島が開発していなくとも他島が、DD-B(駆逐艦B型)を既に開発していた場合は、DD-Bのコードは使えないことに注意。

<ユニット開発>が処理された次のピリオドより、同型ユニットの製造が可能となる。

<ユニット製造>

新しいユニットを製造し、配備する。ユニットは本島海域に配備される。
1ピリオド最大5つまで製造可能。
製造したユニットは、識別コードをフルコードで記述すること。

<ユニット製造>MLO-CV-B-01

コードに誤りがあった場合は、製造されない。

また、他島に製造を依頼することが可能。
XYZ国プレイヤーがMLO国に空母の製造を依頼する(=ユニット新規購入)

<ユニット製造>XYZ-CV-B-01、MLOに依頼

このコマンドのあとで、MLO国プレイヤーが

<ユニット製造>XYZ-CV-B-01、依頼承認

を入力すると、MLO国の本島海域にXYZ国所属のXYZ-CV-B-01が配備される。
なお、2つのコマンドの先後が逆転していても問題ない。

この場合の製造コストはXYZ国に発生する。
製造国はMLO国なので、MLO国の製造ピリオド5機の制限に含める。
また、製造するユニットCV-Bの開発技術をMLO国が保有していなければ製造不可。

<開発技術譲渡>

自国が持つユニットの開発技術を、他島に譲渡する。
譲渡された島は次のピリオドより、そのユニットの開発が可能となる。
1ピリオドに何度でも実行可能。

<開発技術譲渡>CV-A、MLOに譲渡

譲渡するユニットの開発技術の型番と譲渡する島を指定する。

補足

フェーズ処理規則のページも参照されたい

先行入力優先原則

コマンドは原則として先に入力されたほうが優先される。(例外として<インターセプト>は、先のコマンドを無効化する機能を持つ。)

コマンドの先後が問題になる例として、
例えば、MLO-DD-B-01がXYZ-DD-A-01同一の海域に存在しているときに
先XYZプレイヤー:

<移動>XYZ-DD-A-01、右上

後MLOプレイヤー:

<攻撃>MLO-DD-B-01、XYZ-DD-A-01

この順序であれば、XYZ-DD-A-01はMLO-DD-B-01による攻撃を受ける前に、海域を離脱しているので、後のMLOプレイヤーのコマンドは無効となる。
一方同じコマンドでも先後が逆になると、

先MLOプレイヤー:

<攻撃>MLO-DD-B-01、XYZ-DD-A-01

後XYZプレイヤー:

<移動>XYZ-DD-A-01、右上

これは、戦闘ルール(TRPG)の強制敗戦で定められている条件となり、
攻撃を受けているのに、移動しようとしたXYZ-DD-A-01は、強制的に敗戦する。

同時に処理できるコマンド

1つのピリオド内において、処理できるコマンドの数は種類ごとに異なる。

  1. 入力された<移動><攻撃><廃棄><インターセプト><ユニット譲渡>コマンドは、それより先に同一ピリオド内において、同一ユニットに対して<移動><攻撃><廃棄><インターセプト><ユニット譲渡>コマンドが入力されていた場合、無効となる。
  2. <愛称命名>コマンドは、同一ピリオドにおいて、同一ユニットに対して<移動><攻撃><廃棄><インターセプト><ユニット譲渡>コマンドが入力されていても有効となる。
  3. 同一ピリオド内において処理できる数を超えてコマンドを入力した場合は、原則的に先に入力された有効なコマンドから有効なものとして処理する。
  4. 前項の例外として<輸送内容指定>コマンドについては、同一ピリオド、同一ユニットに対して複数入力された場合、最後に入力されたものを有効とする。(上書き修正を可能とする)

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS