アイタッグ通信の過去記事置き場
国防軍統合総司令部は、T.8043、???島残党政府に対し無条件降伏を勧告した。
しかし、同政府はこれまで我が国からのあらゆる外交文書を黙殺するという非常識な行動を繰り返しており、政府も勧告が受け入れられる見込みは低いとしている。
そこで、今回の勧告も同様に無視された場合、然るべき国際司法機関へ提訴し、残党政権の統治権剥奪をするとともに、戦勝権保証規定の適用によって戦勝国として戦後処理への早期移行を目指すとしている。
今回の戦役についてほとんどの国が何の反応も示さないという異常な無関心の中で、大公殿下はなんか人民共和国島のソトトアム首相との電話会談を行った。
ソトトアム首相は我国の行動への支持と協力を伝え、大公殿下はこれに深い謝意を表した。
その後、大公宮殿での記者会見において殿下は「(自国の意見も表明できない)ボンクラが多いこの世界だが、優秀な指導者の居る国家は確かに存在する。なんか人民共和国島との友好関係樹立は間違っていなかったことが今日証明された。優秀な友人を持つことは素晴らしい」と述べた。
国防軍統合総司令部は、T.8035、無政府状態となっている???島の治安維持を目的として、???島における暫定統治機構を設置することを決定した。
暫定統治機構の総司令官はニコライ・ジュコーフスキー大将が任官する。
T.8032、国防海軍は2隻の揚陸艦で???島への上陸作戦を開始した。
第一陣は海兵隊4000人による同島の南東部より上陸し、敵政府施設の破壊に成功。民間人の死傷者はゼロであり、周辺都市の無血開城が相次いだ。このあと第二陣、第三陣の上陸も予定しており、作戦は順調に進行していると発表された。
???島との戦争が続いている状況であるが、戦況は既に我国の勝利で決していること、大規模な戦闘もないことから、一部の物資が不足する程度の影響はあるものの国内の経済には大きな混乱は見られていない。
ただし為替相場は戦争の影響を受けていると見られ、公国中央銀行はオペレーションの実施によって混乱の拡大を抑えると発表している。